いつも汗だくで熱血講習を行ってくれる樅山先生。
今回はサロンワークさながらの仕事を見せてもらうようお願いしました。
女性のモデルとだけお伝えしておきましたが、会場には数名の女性会員さんもいました。
先生はこの中の人だなと思っていたのですが、会場の外からモデルさんを呼んだので、びっくりしたそうです。
モデルは、恥ずかしながら広報高木の嫁で、ロングからバッサリとショートスタイルをオーダー。
先生のご厚意で、数センチ断髪式をさせていただきました。
モデルさんのビフォー。
モデルさんにカウンセリングシートを記入してもらい、お客さんの悩みや希望などを確認します。
事前にお客様に希望のヘアスタイルをタブレットや雑誌などで持ってきてもらうことにしているそうです。
そうすることにより、カウンセリングの時間短縮も狙っているそうです。
カウンセリングをもとにカットに入ります。
後頭部の出ている位置に気を付けブロッキングを取り、毛流をしっかり見ながら襟足のカットから始めます。
後頭部のボリュームを出すことを考えて、縦スライスでレザーでカットしていきます。
レザーカットの理由は、毛量調整の時間短縮にもなるからです。
ミドルパートへ切り進めます。
丁寧にスライスも取りますが、髪の毛を常に揺らして毛流の流れを見ながらカットしているのが印象的でした。
モデルさんの毛流の癖はとても強く、特に右側には気を使っていました。
オーバーセクションからは、斜めスライスでカットしていきます。
そうするとレイヤー気味に切れるので、髪が内側に入りやすくなります。
トップはつむじの流れでいろんなところに毛が落ちていくので、それを見極めながらコーミングし、カットしていきます。
ドライヤーのかけ方も丁寧にアドバイスするのはさすがですね。
ドライの後は、毛量調整。
セニングシザーではなく、チョップカットのように毛の間を間引いていきます。
手で毛量を確認しながら調整していきます。
トップに向かって順位毛量調整を行います。
仕上げもしっかり丁寧に見てから、整髪剤をつけてセットしました。
短くすると毛が跳ねるのではないかというモデルさんの心配もなく、きれいに収まるショートボブに仕上がりました。
一日たったモデルさんのお話を聞いたら、「自分でやってもすごくよくなじむ、再現性の高いカットをしてもらえて嬉しい!」と喜びの声でした。
こんなに喜ばれるカットができても先生はまだまだ勉強が足りないとおっしゃっていました。
僕たちもこの限界を知らない好奇心を見習わなければいけないと思いました。
広報 高木