アロハ~!
店内がハワイ感たっぷりの石川先生は、浜松支部初の先生です。
KINOSHITAで、10年ほど勤めて独立したお店の客層比率は、6:4で女性のお客様が多いそうです。
最近は、男性客も増やしていこうと、パーマのお客様を増やしていくと同時に、「中毒性のあるカット」というテーマの下、質感調整に力を入れたカットに努力を重ねているそうです。
今回は、モデルさんを使ったパーマスタイルの講習でした。
ビフォーの写真です。
サイドからツーブロックを入れていきます。(バリカン9ミリ)
続いてバックにもバリカンを入れますが、かぶさる髪がパカパカ動かないように、ガッツリとツーブロックを入れないのがコツ。
バックのアンダーセクションからなじみが良くなるチョップカットで切ります。
髪が落ちてくるゴール地点をしっかり確認しながら決めます。
トップは、2スライスだけオンベース、フロント奉公は長めに設定したいので、オーバーダイレクションをかけ切り進む。
チェックカットしながらズレを調整。
サイドは前に向かって生える癖が強い。
そういう場合は、その毛流れに沿ったスライスを取ることが大事。
つむじ周りも、つむじの流れに沿ってスライスを取り、トップをガイドにクラウンをカット。
先にカットしたアンダーセクションと、ミドルセクションをつなぐ。
毛のおさまりが良くなるように、インナーセクション(質感調整)をしていきます。
トップにもインナーセクションを入れますが、はさみの入れ方を意識して入れます。
ダウンシェープしてインナーセクションを入れるとシャープさが増すのでアンダーセクションに用いる。
ミドルセクションから上は、アップステムにして重みを残しながらインナーセクションを入れる。
カット終了。
細目のロットで、スライスを厚めにして巻くと、毛が持ち上がりリッヂが出やすい。
ロット幅でスライスを取ると、かかりが悪かったりパーマが取れるのが早い。
ロットアウト後。
スタイリングの仕方は、一度全体ワックスを馴染ましたら、毛を真上に逆立てる。
つむじを中心に手を熊手のようにして、小さく動かしながら徐々に下におろしていく。
仕上げのスプレーは、上からかけると重みになってしまうので、ちゃんと毛束の中に入れるように吹きかける。
アフター写真。
サイドからバックの流れが個人的にはとてもかっこよくて好きです。
全体的なカットは手際が良くて速かったですが、質感調整にはある程度時間をかけて丁寧な仕事が見受けました。
先生にも質問したら、インナーセクションには重要性があるとおっしゃっていました。
早朝からバスと電車を乗り継いで、遠い浜松までやって来てくれた石川先生。
その疲れも見せない、講習会を披露していただきありがとうございました。
広報 高木