KINOSHITAから独立し、「MARE(マーレ)」という都会のカッコいい床屋さんを出店した山口先生。
同じ店内で、奥さんがシャツやスーツを仕立ててくれる「サルト」というお店も出していて、正にかっこよくなるためのお店となっています。
パーマがかかっていて毛量も多いモデルさんを使って、都会的なカッコいい大人のスタイルに仕上げます。
ブロッキングしてツーブロックを入れていきますが、都会的なスタイルを目指すにはガッツリと入れずに、耳の上だけプチツーブロックを入れます。
また、お客様のライフスタイルの合わせたツーブロックの提案も喜ばれる事例でもあります。
バックの重たすぎた部分をカットし、グラデーションを入れていきます。
カットしながらお客様にヘアスタイルの情報を伝えることが多いそうです。
お客様に雑誌を読ませながら過ごさせるよりも、髪のこと、思いついたことを全て伝えていくために、お店には雑誌や週刊誌などは置いていないそうです。
正面から見た時に重たい感じなのでレイヤーを入れていましたが、フロントトップにレイヤーを入れる時はバイヤスにスライスしてカットしていくと、フロントに重みが残らないということです。
ベースのカットが終わったら、カットラインと平行にセニングを入れていきます。
お客様が家でも同じスタイリングができやすいように、ドライカットの毛量調節は時間をかけて行う。
お客様がスタイリングする時は、偶然のスタイリング感があったりするので、髪の毛をたくさん動かしてスライドカットなどで動きを付けていきます。
マニュアルを超えてパーソナルな部分でお客様にスタイル提案をしていくことが大事だとおっしゃっていました。
軽さと動きも出て、都会的な雰囲気がしっかり現れていますね。
スタイリング後は今後のスタイル変化の提案もすると、リピートにもつながっていきます。
都会の理容店としてしっかりとしたプロセスを持ち、コンセプトも明確になっているお話を聞かせてくれた山口先生。
KINOSHITAで培ったことを糧に、マーレとして色づけされたり、生まれ変わったりしているお店は今後も期待できることでしょう!
広報 高木