昨年度、組合全国大会第二部門チャンピオンの荻原奈々講師を迎えました。
大会の帰朝報告では大会までの気持ちや、それまでの歴史、いろんな方の指導の尊さ、それらすべてのおかげで大会への勝利方法などを語っていただきました。
そして、チャンピオン作品のデモスト。
細かく技術のお話をしながら作っていただきましたが、その手際と言ったら早いしきれいだし正確だし、見る見るうちに作品ができていくのに圧倒されました。
トップの毛束が計算されたかのように素早く仕上がっていくのには圧巻でした。
続いて来年度から大会要項がガラッと変わるので、荻原さん敵参考作品を作ってもらいました。
二部に関しては「エレガンス・ソフィスケート・モダン」の要素が含まれた作品が選ばれやすいということです。
パントン社という今年の流行る色をいち早く発信する会社によれば「ラディアント・オーキッド」という、紫色の色が流行るというので、その色を取り入れたボブスタイルを作ってくれました。
髪の動きとかよりも今度はカットのきれいさも評価に入るようです。
◇トレンドカット・オン・レディス
<審査要綱>
①カット構成でデザインされているかを見る。
②トレンドを意識した"旬"を感じさせる女性らしいスタイルかを見る。
③トレンドを意識したヘアーカラーリングであるかを見る。
④トレンド情報に基づいてデザインするかを見る。
カット20分 スタイリング10分
以上がこれからの競技審査要綱だそうです。
出場予定の方は参考にしてください。
今回の荻原講師の講習会はてんこ盛りです。
続きましてメンズモデルを使ったポイントパーマスタイル。
パーマ比率が70%を超えるお店のパーマアプローチの仕方も合わせて指導してくれました。
お客様にパーマをすすめる時は髪の悩みをしっかり確認したうえで、パーマの良さを提案して悩みの解消になることをお客様に伝える。
パーマのイメージをお客様にわかるように伝え確認をしていく。
そうしたことで、パーマの種類やロッド選定、巻き方、配列、薬液選定などを決めていきます。
トップがぺちゃんこのモデルさんにトップのボリュームアップを目的としたパーマ選定をしていきます。
モデルの溝内くんの要望は「カッコよくもてる男」だそうです。
トップ周りにボリュームが出てヘアスタイルに立体感が出ましたね。
モテるようになったかどうかは後々溝内くんの報告を待ちましょう(笑)
今回は先生も「こんなに詰め込んだ講習は初めてです!」と言われていたので、少々無理なお願いだったかもしれませんが、支部としてはそんなに切り詰めた講習内容ではないと思っております。
一つ一つの作品の説明や指導はわかりやすく丁寧で正確なものだと感じております。
チャンピオンゆえの講習会は素晴らしかったと思います。
広報 高木利幸