今回の訪問での一番の目的であったボランティア活動の『お茶っこ』と『食器支援』の御報告です。
本当に皆さんの御協力のお陰で沢山の支援物資が集まり、沢山の方に支援物資を届ける事が出来ました。
~ 食器支援の様子 ~
朝早くから準備に取り掛かり、お皿・茶碗・コップなど種類別に並べる配慮によって効率よく配布することが出来ました。
続々と飲食店のオーナーさんが集まり、それぞれに必要な食器を選別していきます。
今回の支援では一人何個までという制約はつけず、必要な分だけ持って帰って頂きました。
来場された皆さんにも静岡の特産品をお渡しする事が出来ました。
終わってみれば・・・あんなに沢山あった食器が綺麗さっぱりなくなりました。
今回来場された方の中には先日大船渡市でオープンした
『大船渡屋台村』のオーナーさんがいらっしゃいます。
後日オーナーさんよりメールやブログなどで御礼のお便りも頂いています。
来年は今回出逢うことの出来たオーナーさんのお店を含め『大船渡屋台村の飲食店の食べ歩きをしたいね!!!』という話も出ています。
~ お茶っこの様子 ~
支援協力して頂いた方々の社名等を貼りださせて頂き、提供して頂いた品々も一度テーブルに並べさせて頂きました。
お茶・お茶菓子・みかん・メロンなどの特産品をはじめ、軍手やバスソルトなど沢山の支援物資が並べることが出来ました。
『静岡のお茶は本当に美味しいですね!!』 『何を食べても美味しい!!』と本当に喜んで頂きました。
今回のお茶っこに御招待した方々は・・・今まで一度もボランティアや支援物資の恩恵を受けたことがない被災者の方々でした。
皆さんは被災されたものの、避難所ではなく親戚の方や知人のお宅または賃貸などで生活されている方々で避難所で生活されている方々のことを思えば自分達はまだ恵まれているという想いから・・・ボランティアや支援物資の提供を一切受けてこなかったそうです。
自分達よりも大変な体験をした方や辛い思いをしている人たちがいるという気持ちから・・・地元の方達の前では自分達の気持ちさえも話す事が出来ないでいたそうです。
そんな方々を前に・・・最初は私達の方が何て声かけをしたらいいのかと緊張していましたが、そんな心配をよそに私達が聞くまでもなく自分達の体験談を話して下さいました。
時間が経つとともに被災当時の話だけでなく雑談などにも話が及び、しだいに和やかムードになり笑い声も聞こえてくるようになりました。
今まで他のお茶っこの様子を見てきたボランティアスタッフや記者の方々に『こんなに笑顔のあるお茶っこは初めてみました。』と言って頂けました。
お話をする中でカットの依頼もうけました。
『さっぱりした!!』ととても喜んで帰られました。
沢山の支援物資が集まったお陰もあり、お帰りの際にはも沢山のお土産を渡すことが出来ました。
皆さん『話したことで気持ちが楽になった。』 『初めてのことで来ようか迷ったけど、本当に来てよかった。』と笑顔で帰っていかれる皆さんをみて・・・私達も本当に胸がイッパイになりました。
お茶っこを終えてみて・・・県外から来た私達のような第三者だからこそ話せることがあるんだなぁ・・・と思いました。
震災から月日が経ったいま・・・本当にメンタル面の支援が必要だと感じました。
被災地の方が『被災地区を見なくてもボランティア活動をしなくても、観光として来てもらって現地の方と話をするだけでも、現地の物を買ったり食べたりするだけでも復興支援に繋がるからどんどん来てほしいんです。』とおっしゃっていました。
被災地に行けなくても静岡でも行われる『東北物産展』などで東北の物を買うだけでも復興支援に繋がりますので、是非御協力頂ければと思います。
でも何よりも一番大切なことは・・・『忘れないこと』ではないでしょうか。