2月の講習会は浜松支部では初めてお招きする中村有宏講師です。
中村先生は東京の人気サロン、KINOSHITA GAIEN EASTSTREETの店長さんを務めていらっしゃるそうで、浜松の会員の皆さんの期待も高まります。
また、RIKEIやMensプレッピーでも多数の作品を取り上げられるなど、新しいヘアスタイルの研究にも力を入れていらっしゃるようです。
今回は特にメンズに力を入れたいとのことで、メンズのカットとカラーをモデルさん2名で教えていただけるようです。
まず最初のモデルは相羽さんです。
最近は昨今の中性的なスタイルから、すっきりとした男らしいデザインが見直されてきているとの説明をしてくださいました。
まずはカットからです。耳上部を刈上げてすっきりとさせます。
ネープを刈上げます。上からかぶる髪となじんで、生えグセが取れてすっきりした感じになります。これらは「隠し刈上げ」と言われる技術で、理容師ならではの刈上げを今どきスタイルに取り入れて、スタイリングをしやすいようにしたテクニックだそうです。
アウトラインをカットします。その後セニングで量感と質感の調整をします。
次に、カラーを入れていきます。今回はアッシュ系のベースにバイオレット系のローライトでツヤ感のあるスタイルを目指します。
スライスをジグザグに取り、ローライトを塗布していきます。今回はホイルワークでなく、ハンドオンで塗布してくださったので、どの場所に、どんな感じでローライトが入っているかとても分かりやすかったです。
残りの部分にアッシュを塗布します。
村岡さんもお手伝い頑張っています。
放置後、セットをして完成です。
隠し刈上げによって耳周りやネープの重い感じが取れ、とてもすっきりとしたデザインになりました。カラーもローライトでツヤが出て上品な感じに仕上がりました。
次は浜松支部恒例モデルの鷲山さんです。
なぜか最近の浜松は鷲山さんをどれだけかっこよくできるかで会員の反応が変わってきます。(笑)
それだけ、ミドルエイジへのスタイル提案の方法に興味があるということなのかもしれません。
まずはハチ下をブラントでセイムレイヤーにカットします。
バックの下をグラに近い感じでカットしていきます。
トップは一度スクエアにカットし、様子を見ながら角を取っていきます。どのようにカットすればその人の年齢、スタイルに合った髪型にできるかを教えてくださいました。
全体にセニングで量感と質感を調整します。ミドルエイジに合ったスタイルの作り方を説明してくださいました。
セットをして完成です。
落ち着きのある大人のスタイルが出来上がりました。(もみあげが短いのは最初からです。念のため)
中村先生は今回は初めての浜松でいろいろ大変だったと思いますが、丁寧な資料など色々と準備をしてきてくださいましてありがとうございました。
説明もとても丁寧でしたし、特に仕事の丁寧さに会員の皆さん感心していました。
またよろしくお願いします。