2月の講習会は所用で浜松に来られない石井康予先生のピンチヒッターで荻原奈々先生にお越しいただきました。
浜松では初めての荻原先生、どのような講習を見せていただけるのか楽しみです。
荻原先生はKINOSHITA GAIEN EAST STREETで活躍する女性理容師で、現在、女性のお客さまが8割をしめているそうです。
今回はレディースのパーマとカットを見せてくださるそうです。
まずはモデル栩木さんです。
丁寧なカウンセリングからはじめます。モデルさんはボリュームが出やすい髪質なのでくせ毛風パーマが向いているとのことです。
「くせ毛風」と、「リッジの効いた」パーマの巻き方やステムの違いについて教えていただきました。
今回は中間にウェーブを出すためのカットや巻き方をしていくようです。
アウトラインをカットします。重さを残すようにバックのアンダーをカット、ミドルとトップは動きが出るようにカットします。
続けてサイドのアウトラインと前髪をカットしていきます。
「女性の年齢を10歳若返らす」ための顔周りのカット方法を教えてくださいました。
全体の毛量と質感調整してカット終了です。セニングもパーマをかける位置を計算して入れるとカールが長持ちするそうです。
カットの速さ、正確さと的確な説明に会員の皆さんも引き込まれていきます。
次はパーマを巻いていきます。
最初のカウンセリング通り、中間にウェーブを出す方法で巻いていきます。
またモデルさんの髪質に合ったロットと薬剤選定、放置時間の説明をしてくださいました。
放置時間に今回のパーマスタイルの説明をテキストを使って説明してくださいました。
今回、先生が作ってきてくださった資料の一部です。
また、将来の人口推移によりこれからの理美容業界がどのように変わっていくかを資料で説明してくださいました。
ブローして完成です。すごくいい感じにパーマがかかり、先生の予告どおり栩木さんが10歳以上若返りました!
次のモデルは村岡さんです。こちらもカウンセリングから始めていきます。
まずはお客さまの服装や雰囲気を見て、そのお客さまがどういった方向性に進みたいのかを感じ取り、それに合う髪型を提案していくと良いということを教えてくださいました。
今回は服装に対して髪型が重すぎるのですこしふんわり感を出すようにカットを進めていくとのことでした。
モデルさんはストレートパーマをかけていて、いつも自分でアイロンで毛先を巻いてセットしているそうです。
アイロンで巻いた時に動きが出やすいようにカットしていきます。
そしてここでもフェイスラインを変化させて 「年齢を10歳若返らす」 テクニックを教えてくださいました。
フェイスラインをカットしたことにより顔立ちが明るくなりました。こちらも10歳若返り(?)です。
荻原先生は今回初めての講師で会員の皆さん興味深々でしたが、理論的でテキパキと進めてくださったのでとても分かりやすかったです。
また女性目線でのカウンセリングなど、目の付け所の違いに感心しました。
とても有意義な講習会で、ぜひまた浜松に来ていただきたいです。
ありがとうございました。