2005/09/21(水)
9月のナイター講習は、(株)ミルボンの杉本講師による白髪染めに対応したヘアカラーの講習です。
まずは通常のカラー剤と白髪用のカラー剤の違いから勉強します。
白髪30%の毛束に5、6、7、8、9レベルと、7レベルと13レベルを混合した薬剤を塗布していきます。アッシュ系、オレンジ系、ピンク系と、班を3つに分けて同じように塗布していきます。会員の皆さんも積極的に参加しています。
放置時間中には、明るい白髪染めやプレピグメンテーションなどのテクニックについて教えていただきました。
先ほどの毛束です。左から5~9レベル、一番右は7レベルと13レベルを混ぜたカラー剤で染めたものです。写真ではかなり分かりにくいですが、5~7レベルくらいまでは白髪もしっかり染まっています。それ以上のレベルでは、黒髪が明るくなり、白髪が軽く染まって明度の差が小さくなっています。ぼかしという感覚ですね。
次は白髪染め用のカラーの9レベルと、通常のカラーの9レベルとの違いを調べます。白髪100%と、12レベルの毛束に、それぞれを塗って放置します。写真は毛束を塗るボンストのスタッフ。
白髪染めのほうが色素が濃いことが確認できました。
今まで、理論では分かっていても、実際に同じ条件でテストする機会も少なかったと思います。違いを実際に見ることができてよかったと思います。